サミーから「初代復刻」を掲げて登場したスマスロ化物語。
初代の絶妙なバランスを期待していたユーザーも多かったはずですが、蓋を開けてみれば「倍倍チャンス」のあまりのショボさに、多くのスロッターが絶望の淵に叩き落とされています。
スマスロ世代の人からすれば、どうしてこんなクソ特化ゾーンがリメイクされたのか疑問に思う人も多いと思いますので、この謎を分析していきます。
ショボいポイント
絶望の最低配当「10枚」
初代から継承されているのが、配当5×倍率2=「10枚」という絶望の最低倍率。
特化ゾーンの名前を掲げながらも実質3〜4ゲームの上乗せで終わるなんて台は他にありません。
昨今の物価高では、非等価ならジュース一本買えない可能性もあります。
そんな最低倍率がスタートなだけに、ある程度頑張って上乗せした感覚があってもようやく50枚程度=他の台でスカッたレベルの上乗せ、という肩透かしを喰らうことも多いです。
倍々チャンスがショボいのはある意味「仕様」とすらいえるかもしれません。
初当たりが軽すぎる分乗らない問題
本機は初当たり(倖時間)確率が比較的軽く設定されていますが、これが完全な罠です。
初当たりが軽い分、一回あたりのAT期待枚数が極限まで削られており、倍々チャンスの性能がゴミカスにされています。
「当たりやすいけど出ない」という仕様は、一見遊べるように見えて、実際には「ジワジワと諭吉がシュレッダーにかけられる」だけの地獄。
初当たりを引くたびに、ショボい倍々チャンスで数十枚乗せて駆け抜ける。 この虚無のループに耐えられる人間が、今の日本にどれだけいるでしょうか。
なぜ昔は流行っていたのか
そうはいっても、リメイク前の当時はこの台を評価する声があったことも事実です。
評価ポイントには「倍々チャンス」が面白いという声があったこともまた事実ですが、なぜ昔は支持されていたのでしょうか。
版権力があっただけ
初代が登場した2013年当時は、まさに「物語シリーズ」のブームが最高潮だった時代です。当時のスロットファンにとって、化物語の版権力は今の比ではないほど強力でした。
単にキャラクターを使うだけでなく、シャフト独自の演出美や、ヒロインごとの世界観を丁寧にスロットに落とし込んだ点が高く評価されました。
「倍倍チャンス」という特化ゾーンも、あたかもアニメに登場しそうなネーミング・システムだったことが高評価でした。
爆発力偏重ではない時代
今のスマスロは「ヴァルヴレイヴ」や「東京喰種」のように、万枚か爆死かという極端な荒波台が主流です。 しかし、初代化物語の時代はまだそこまで極端な爆発力を持つ台は少なく、マイルドな遊びやすさも求められていました。
そのため、倍々チャンスでの「50枚」「100枚」といったショボい上乗せに対しても、打ち手は「次の契機を待てる」という寛容さを持っていました。
今の「10万円投資が当たり前」のスマスロで、最低配当10枚なんて出されたら、誰だって台パンしたくなるのは当然の話です。
有利区間のない「真の青天井」
これが最大の違いです。5号機には「有利区間」なんていうクソみたいな制限はありませんでした。
倍々チャンスでヒキが噛み合えば、3000枚、5000枚といった上乗せが現実的に発生し、それがそのまま出玉に直結しました。 「自分のヒキ次第で、どこまででも出玉を伸ばせる」という本物の全能感があったからこそ、打ち手は倍々チャンスに夢中になったのです。 有利切断で上乗せが没収される心配をしながら打つ今の化物語に、当時の興奮を求める方が無理というものです。