ゲームセンター、海外実戦、アプリなどで、4号機「サラリーマン金太郎」を打つ方向けの解説まとめ記事です。
機種概要
ボーナスとATで出玉を増やす4号機。BIGは約400枚、REGで127枚の払い出しとなっているが、これだけでは出玉の波は作れないため、AT「金太郎チャンス」にいかに入れるかが重要。
「サラリーマン金太郎」の熱苦しい世界観と、数珠連で立て続けにチャンスが連続するスピード感ある演出が、独特の鉄火場的な世界観を確立させている。
ゲーム性だけでいえば、そこまで特筆すべき要素はないものの、秀逸なBGMや演出、前兆パターンは魅せ方がうまく、現代でも違和感なく脳汁を出しながら楽しめる。
「よっしゃあ」「いくぜ!」「まだまだ〜」とか、ヤケクソじゃないかというくらいの怒鳴り声が出玉を呼び寄せる。「花の慶次」シリーズの演出なんかも、明言はされていないが、かなり影響されていたんじゃないかと感じられる。
サミーのAT機としては、これまでのアラジンや獣王のドット演出を洗練・昇華させた完成形といえる台。
また、この時代のAT機の特徴ともいえる、設定6のスペックの高さも特筆に値する。機械割161%という、現代からすると考えられないスペックである。
後継機に恵まれなかったのは残念だが、サラリーマンがバイクに乗って喧嘩に明け暮れる、かと思いきや銀座のクラブで野球拳、という世界観がウケたのは当時ならではだったのかも…
スペック
・機械割
BIG | REG | KC | 機械割 | |
---|---|---|---|---|
設定1 | 1/439.8 | 1/873.8 | 1/786.4 | 94.0% |
設定2 | 1/436.9 | 1/873.8 | 1/596.3 | 97.66% |
設定3 | 1/434 | 1/873.8 | 1/436.6 | 104.9% |
設定4 | 1/431.2 | 1/873.8 | 1/341.4 | 110.7% |
設定5 | 1/399.6 | 1/799.2 | 1/291.5 | 120.5% |
設定6 | 1/348.6 | 1/720.2 | 1/148.6 | 161.0% |
設定6は、4号機AT機特有の別格級スペックを誇る。一日フル回転で安定して万枚を超えてくるような仕様。
単純計算で、設定6の機械割161%を9000ゲーム回すと平均で16470枚のプラスとなる。反面、設定1は現代では考えられないような極悪割なので、平打ちでは破産必至。
演出
演出
演出はシンプル。通常ステージから前兆発展、連続演出を経て告知される。
大半がオフィスで座っている金太郎(仕事をしている様子はない)が写っているだけであるが、会議演出に発展した場合、成功すればボーナスか金太郎チャンス当選。
バイク演出からの「BATTLE」に分岐することで、喧嘩演出に発展することもあり、ケンカで3人倒せばボーナスか金太郎チャンスが確定。
「銀座へ直行」から発展する野球拳演出はハイチャンス。
豹柄出現はチャンス演出だが、演出発展を示唆しているのみであり、激アツといえるほどの期待度はない。
金太郎の息子が演出に頻発する場合、金太郎チャンスの潜伏・前兆を示唆している。
ボーナス
ボーナスはBIG・REGの2種類で、消化中の抽選は特にない。
ビッグボーナスは小役ゲームとJACゲーム3回消化で終了。REGはJACゲーム1回で終了。
ビッグボーナス自体で金太郎チャンスの抽選をしているわけではないが、ビッグ終了後は金太郎チャンスの高確率状態を必ず貰えるため、間接的にAT(KC)のチャンスとなっている。
金太郎チャンス(KC)
本機でまとまった出玉を獲得するためのチャンス。連続演出の成功からルーレット演出を経て告知される。抽選内容は「純ハズレ」のみが契機で、ビッグボーナス後の高確中がハイチャンス。
ナビに従って打つだけで、ほぼ毎ゲーム15枚払い出されるAT状態であり、継続ゲーム数は、シングルボーナス(2ゲームで15枚増える)の回数で管理される。
内部仕様
「ビッグボーナス」「レギュラーボーナス」は、リアルボーナスであるため、状態に関係なく、毎ゲーム単独で抽選されている。
ビッグ・レギュラー中は金太郎チャンスに関係する抽選は一切行われていないため、ボーナス中の小役には、出玉増加以上の役割はない。
ビッグボーナスは、「金太郎チャンス」高確移行契機となっているため、通常時はとにかくビッグボーナスを引くことが重要。この台では設定6以外では低確中の金太郎チャンス突入は絶望的になっている。
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4号機 初代「サラリーマン金太郎」金太郎チャンス抽選 まとめ
4号機・初代サラリーマン金太郎「金太郎チャンス」抽選についてまとめました。 Contents 抽選契機金太郎チャンス(KC)当選率金太郎チャンス(KC)ストック振り分け金太郎チャンス継続 ...
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楽しみ方
この台の魅力は「爆発力」「出玉スピード」に尽きる。
とはいえ、ヴァルヴレイヴと比較すると同じくらいの時速で、スマスロが登場してしまった現在ではそこまで際立つ印象はないかもしれない。
AT機特有の「いくつストックがあるか分からない」状態が楽しい。派手な上乗せ告知はないが、ひっそりと溜まった大量ストックを消費するのが、4号機ならではの至福の時間である。明確なストック示唆演出がないことも、かえって想像力を掻き立てられる。
ストック数のテーブルを把握していると、濃い振り分けを超えたときの興奮、隠れた上乗せへの期待など、楽しめるポイントが多数。
潜伏を経て数珠連的にボーナスを絡めつつATが連チャンする仕様は、荒波スマスロと比較しても、ゲーム性として秀逸だと感じる。