5号機の看板機種として君臨し、現在はスマスロでのリバイバルも話題となっている「北斗の拳 転生の章」。
この機種を語る上で避けて通れないのが、継続をかけたガチバトル「神拳勝負」です。
勝負魂がある限り何度でも挑戦できる斬新なシステムですが、あまりの連敗っぷりに「これ、デキレ(デキレース)なんじゃないの?」と疑念を抱いた人は数知れないはず。
今回は、パチスロ界の永遠のテーマである「神拳勝負デキレ説」について、その深い闇を考察していきます。
神拳勝負がデキレと言われる根拠
勝利確定役の少なさ
神拳勝負において、レバーオンで「絶対に勝てる」と断言できるのは、中段チェリー(強チェリー)のみです。
それ以外のレア役、あるいはリプレイやベルといった小役での勝利は、あくまで内部的な確率抽選。
つまり、「液晶で何が起きていようが、内部で勝敗が決まっていても打ち手には分からない」というブラックボックス状態なのです。
この仕様こそが、「デキレ」という疑念を生む最大の要因となっています。
たとえば、いわゆる「冷遇モード」状態の場合には、どんなにレア役を引こうが突破しない、という仕様とすることも自在です。
サミーの「前科」:優遇と冷遇の存在
デキレ説に拍車をかけているのが、メーカーであるサミーの姿勢です。
「スマスロ北斗の拳」では、差枚数や特定の状態に応じた「優遇・冷遇」の存在が半ば常識として語られています。
「出すぎた後は当たらない」「ハマった後は継続しやすい」といった、有利区間や差枚を意識した出玉調整。これを行っているメーカーの台である以上、転生においても「今は勝たせない」「今は連チャンさせる」といった恣意的な操作が行われていても、何ら不思議ではありません。
偏りの範囲内なのか
一方で、冷静に確率論で考えれば、デキレと決めつけるのは早計かもしれません。
勝率20%という絶妙に低い数字
神拳勝負の基本勝率は約5分の1(20%)。
パチンコのST中の確率などと比較しても、決して高い数字ではありません。5回に4回は負けるのが当たり前の勝負なのです。
確率には必ず「偏り」が生じます。10連敗、20連敗という事象も、数百万、数千万ゲームという試行回数の中では、統計的に十分に起こりうる「不幸な下振れ」に過ぎないという見方もできます。
打ち手の記憶に残る「負けのインパクト」
人間は「勝った記憶」よりも「理不尽に負けた記憶」の方が強く残る生き物です。
1個の玉であっさり勝った記憶よりも、30個あった魂がすべて溶けて単発で終わった時の絶望の方が、遥かに強烈なトラウマになります。その怒りの矛先が「デキレ」という陰謀論に向かってしまうのは、スロッターの悲しい性と言えるでしょう。
まとめ
結局のところ、神拳勝負がデキレなのかガチなのか、その答えはメーカーの開発者にしか分かりません。
しかし、以下のことは確実です。
・サミーの台である以上、何らかの「意図的な偏り」がある可能性は否定できない
特に、「冷遇」は確実に存在すると考えられる
・20%という確率は、人間が簡単に絶望できる絶妙なラインである
20連敗も現実的であり、ただちに冷遇と決めつけにくい仕様
また、やはりスマスロである以上は、強制的に有利区間を切ってしまうような「デキレ」も、逆に、機械割の帳尻を合わせるための有利切断ストッパーとしての「デキレ」も、いずれも存在すると考えるのが賢明でしょう。