5号機の「北斗転生」がスマスロでリメイクされることになりました。
今となっては5号機を知らない世代も多いです。
なんとなく、「スマスロ北斗」のイメージで安定して打てる台というイメージを持ってしまう人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
「北斗転生」は紛れもないクソ台で、打ってはいけない台だということを注意喚起するために記事にしました。
クソ台ポイント
そもそも売れていない
5号機の「北斗転生」は多少の流行こそしたものの、大衆に支持された台ではありませんでした。
当時のホールのメインはバジリスク・ゴッド・まどマギなどのユニバ機種、これに月下雷鳴やサラ番が加わっている感じで、サミー機種はメインを張れませんでした。
「北斗転生」に関していえば、勝舞玉の大量ストックによる万枚がたまに話題になるくらいで、朝から埋まるようなポテンシャルはありませんでした。
ただ、この「永久機関」という言葉が一人歩きして、あたかも面白い台であるかのように語り継がれることがありますが、実際は誤りです。
実際、昔の台が打てる台湾・ベトナム実戦の動画を見ても、北斗転生が打つ人は少なく、魅力に欠けることを示しています。
要は、リメイクされているけども、そもそも昔から流行っていない台ということです。
苦痛な「あべシステム」
北斗転生の通常時は「あべシステム」が採用されています。
これはポイントを貯めて規定ゲーム数を到達させるというシステムで、最近のモンキーターンやモンハンなど広く採用されているシステムです。
こう書くと流行りの風潮に合致してそうですが、サミーのポイントシステムとしては、どちらかというと「北斗無双」「ゴールデンカムイ」に近いシステムです。残念なことに、どちらもまったく支持されていませんでした。
基本的に浅いゾーンを抜ければほぼ最深部が選択される仕様では、即やめの台を回すモチベーションに欠けるため、放置されているのが容易に想像できます。
AT中の仕様も決して面白くない
肝心の「勝舞玉」システムも、仕様上、大量に貯めても駆け抜けするストレスが大きく、その割に残り少ない「勝舞玉」を通しても次で終わる絶望感しかないという、斬新ではあっても、面白いシステムではありませんでした。
そのため、たまたま初代がウケたとはいえ、冷静に考えれば魅力のない抽選システムだということは打ち手がよく理解しています。
実際、「北斗修羅」「にゃんこ大戦争」などこれを再現した後継機はことごとくコケています。
そんなシステムにも、玉が大量に貯まることでの「永久機関」によって出玉を伸ばせるかも、という魅力はあったわけですが、スマスロのせいでこの魅力もほぼなし。
いくら玉を貯めようが、有利区間切断ですべて玉を没収されてしまう根源的な問題は解決不能であり、このシステムとは致命的に相性が悪いです。
それなら、普通にゲーム数上乗せの台を打っていた方がマシ、というのが大半の打ち手の感情ではないでしょうか。
セブフラが鳴って50枚
初代転生には、セブンフラッシュが鳴って初代北斗のバトルボーナスに移行する「SPバトル」が搭載されていました。
しかしこれ、単に継続率84%以上のバトルボーナスが消化できるというだけで、それ以上のメインATの爆発につながる契機はありません。
バトルボーナスも1セット純増3枚弱×20ゲーム弱で50枚も増えない仕様です。その間に勝負魂が増えやすいということもありません。
そのため、セブフラが鳴って50枚という奇跡の現象を生み出すことになりました。
「冷遇」
サミーのスマスロなので、「冷遇」搭載確定です。
ただでさえイライラするゲーム性であることに加えて、冷遇の影響で深いゲーム数ばかり打たされることを想像すると、打つ前から暗澹とした気持ちになります。
まとめ
このように、「北斗転生」にはまったく魅力がありません。
こんな台に期待している人もほとんどいないとは思いますが、「スマスロ北斗」の成功体験によって、なんでもリメイクすれば売れるだろうという思考放棄がサミー社内に蔓延しているのではないでしょうか。
それか、もはや開発にコストが掛けられないということで、リメイク台しか作る余力がないのか。
どちらにしても、いくら続編を出してもヒット機種に恵まれないサミーに新台を作り出す能力はもはや備わっていないのでしょう。
無理に出すくらいなら、「ペルソナ」「幼女戦記」「このすば」といった版権をスマスロ化するのがいいように感じますが、もはやそこまでの良識は現在のパチスロ業界に期待できないですね。